
毎日の生活で欠かせないお湯の供給を担う給湯器。
「そろそろ給湯器の交換時期かな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、給湯器にはさまざまな種類があり、どれを選べば良いのか悩んでしまうものです。
この記事では、給湯器の種類とそれぞれの特徴、そして選び方のポイントについて詳しく解説します。
自宅に最適な給湯器選びの参考にしていただければ幸いです。
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給湯器とは、家庭で使用するお湯を作り出す設備です。キッチン、浴室、洗面所などで使用するお湯を供給し、私たちの日常生活を支えています。水を温めてお湯を作り出す仕組みですが、その熱源や機能、設置方法によってさまざまな種類が存在します。
重要ポイント
給湯器は一般的に10〜15年程度の寿命を持ち、その期間を過ぎると故障リスクが高まるため交換を検討する時期となります。給湯器が故障してからあわてて選ぶのではなく、事前に自宅に合った給湯器の種類を理解しておくことが大切です。
給湯器は大きく分けると、使用する熱源によって「ガス給湯器」「電気給湯器」「石油給湯器」の3種類に分類できます。それぞれの特徴と、メリット・デメリットを見ていきましょう。
ガスを燃焼させることでお湯を沸かす給湯器です。都市ガスやプロパンガスを熱源として利用します。瞬間的にお湯を作るタイプが主流で、使いたい時にすぐにお湯が出るのが特徴です。
基本的な機能を持つ標準的なガス給湯器で、熱効率は約80%です。
燃焼時に発生する排気熱を再利用し、少ないガス量で効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器です。熱効率は約95%で、従来型に比べてガス代を約15%節約できます。
| 項目 | 従来型給湯器 | エコジョーズ |
|---|---|---|
| 熱効率 | 約80% | 約95% |
| ガス代節約 | - | 約15% |
| 初期費用 | 安い | やや高い |
| 排水 | なし | ドレン水の排水が必要 |
| メンテナンス | 定期的な点検 | 従来型より頻繁な点検が必要 |
電気を熱源としてお湯を沸かす給湯器です。主に「電気温水器」と「エコキュート」の2種類があります。
電熱ヒーターを使って水を直接加熱してお湯を作ります。夜間の安い電気料金で大量のお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めておくタイプです。
空気中の熱を利用してヒートポンプでお湯を沸かす省エネ型の電気給湯器です。夜間電力を利用してお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めておくシステムです。
| 項目 | 電気温水器 | エコキュート |
|---|---|---|
| 初期費用 | 中程度 | 高い |
| 電気代 | 高い | 電気温水器の約1/3 |
| 効率 | 電気を直接熱に変換 | 空気の熱も利用して効率3〜4倍 |
| 貯湯タンク | 必要 | 必要 |
| 設置スペース | 中程度 | 大きめ |
灯油を燃焼させてお湯を沸かす給湯器です。ガスの配管がない地域や、灯油の価格が安い地域で利用されています。
給湯器は機能面から大きく分けて以下の種類があります。給湯器を選ぶ際は、必要な機能を持つタイプを選ぶことが重要です。
キッチンや洗面所などへのお湯の供給のみを行うシンプルなタイプです。浴槽のお湯はりや追い焚きの機能はありません。
給湯に加えて、浴槽のお湯はりや追い焚き機能が付いたタイプです。浴槽の水を循環させて温めることで、冷めたお風呂のお湯を再加熱できます。
ふろ給湯器にも以下のような種類があります:
浴槽への湯はりと設定温度への調節を自動で行います。湯量は一定ではなく、残り湯があると湯量が変わることがあります。
湯はり・設定温度への調節に加えて、足し湯や保温も自動で行います。水位センサーで湯量を検知し、設定した湯量に自動調節するため、いつでも安定した量のお湯を楽しめます。
| 機能 | オートタイプ | フルオートタイプ |
|---|---|---|
| 湯はり | 自動 | 自動 |
| 温度調節 | 自動 | 自動 |
| 湯量調節 | × | ○(水位センサーで自動調節) |
| 足し湯 | 手動 | 自動 |
| 保温 | 手動 | 自動 |
| 価格 | 安い | 高い |
給湯と追い焚き機能に加えて、床暖房や浴室暖房乾燥機などの熱源としても利用できるタイプです。家全体の暖房システムと連動することができます。
住宅の構造や設置場所に合わせて、適切な設置タイプを選ぶ必要があります。主な設置タイプは以下の通りです。
屋外の壁に取り付けるタイプで、最も一般的です。スペースを取らず、メンテナンスもしやすいのが特徴です。
地面やコンクリートブロックの上に設置するタイプです。大型の給湯器に適しています。
マンションの玄関横などにあるパイプスペース(PS)に設置するタイプです。主にマンションや集合住宅で見られます。
バランス釜やパックインタイプなど、浴室内に設置するタイプです。比較的古い集合住宅に多く見られます。
| 設置タイプ | 特徴 | 適した住宅タイプ |
|---|---|---|
| 屋外壁掛けタイプ | コンパクト、設置が簡単 | 戸建て住宅 |
| 屋外据置きタイプ | 安定した設置、大型可能 | 戸建て住宅 |
| PS設置タイプ | スペース効率が良い | マンション・集合住宅 |
| 浴室内設置タイプ | 古い構造の住宅に多い | 古い集合住宅 |
給湯器を選ぶ際に重要になるのが「号数」です。号数とは、給湯器の能力を表す数値で、1分間に何リットルのお湯(水温+25℃)を供給できるかを示します。
号数は主に家族構成や使用状況によって選びます。一般家庭で使われる標準的な号数は以下の通りです。
| 世帯人数 | 推奨号数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1〜2人 | 16号 | 1ヶ所でのお湯の使用がメイン |
| 2〜3人 | 20号 | 2ヶ所で同時にお湯を使うことがある |
| 4人以上 | 24号 | 複数箇所で同時にお湯を使うことが多い |
現在使用している給湯器の号数で、お湯の量に不満がなければ、同じ号数を選ぶのがおすすめです。ただし、生活スタイルや家族構成が変化した場合は見直しが必要です。
給湯器を選ぶ際に押さえておきたい7つのポイントを紹介します。
まずは熱源(ガス・電気・石油)を決めましょう。一般的に、以下のような点を考慮します。
必要以上に機能が多い給湯器を選ぶと、無駄なコストがかかります。自分のライフスタイルに合った機能を見極めましょう。
長期的なランニングコストを考えると、省エネ性能は重要な選択ポイントです。
住宅の構造や利用可能なスペースに合った設置タイプを選ぶことが重要です。
前述の通り、家族構成や使用状況に合わせて適切な号数を選びましょう。号数が小さすぎるとお湯の出が悪くなり、大きすぎるとコストが増加します。
給湯器は長期間使用する設備です。耐久性や保証内容も重視しましょう。
初期費用だけでなく、長期的なランニングコストも考慮して選びましょう。
| タイプ | 初期費用 | ランニングコスト | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 従来型ガス給湯器 | 低〜中 | 中 | 最もシンプル、安価 |
| エコジョーズ | 中 | 低〜中 | ガス代約15%削減、3〜4年で元が取れる |
| 電気温水器 | 中 | 高 | シンプルで故障が少ない |
| エコキュート | 高 | 低 | 電気代を大幅削減、補助金あり |
| 石油給湯器 | 中 | 中〜高 | 灯油価格に左右される |
一般的に給湯器の寿命は約10〜15年と言われています。10年以上使用している場合は、不具合が発生する前に交換を検討するのがおすすめです。定期的なメンテナンスをすることで、寿命を延ばすこともできます。
どちらも省エネ性に優れた給湯器ですが、住宅環境や生活スタイルによって適したものが異なります。
エコジョーズがおすすめの場合:ガスの供給がある地域、すぐにお湯を使いたい場合、設置スペースが限られている場合
エコキュートがおすすめの場合:夜間電力が安い地域、安定したお湯の供給を重視する場合、CO2排出削減を重視する場合
給湯器の交換は専門知識と技術が必要なため、自分で行うことはおすすめできません。ガス配管や電気配線の工事が必要で、安全面や法規制の観点からも専門の業者に依頼するのが適切です。
給湯器の種類や機能、設置条件によって費用は大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
なお、既存の給湯器から熱源や設置タイプを変更する場合は、追加工事が必要になり費用が増加します。
エコジョーズやエコキュートなどの省エネ給湯器への交換では、国や地方自治体の補助金制度が利用できる場合があります。補助金額や条件は地域や時期によって異なるため、最新情報を確認することをおすすめします。
給湯器の選び方は、住宅環境や家族構成、ライフスタイルによって大きく異なります。この記事で紹介した種類や選び方のポイントを参考に、自分の生活スタイルに合った給湯器を選んでください。省エネ性能の高い製品は初期費用は高くなりますが、長期的に見ればランニングコストを抑えることができます。計画的な交換で、快適で経済的なお湯の供給を実現しましょう。
正しい給湯器選びは、日々の暮らしを快適にするだけでなく、家計の節約や環境保護にもつながります。自分の家庭に最適な給湯器を見つけて、毎日のお湯の使用をより快適にしていきましょう。