【2025年最新】保健師の年収完全ガイド:平均・職種別・キャリアアップ法 - digiAtoKango デジアト

【2025年最新】保健師の年収完全ガイド:平均・職種別・キャリアアップ法

昨今、健康意識の高まりや公衆衛生の重要性から、保健師という職業への注目が集まっています。保健師を目指す方や、現在保健師として働いている方にとって、年収は重要な関心事の一つでしょう。

本記事では、最新の統計データに基づき、保健師の平均年収や勤務先別の収入差、看護師との比較、そして年収アップの方法まで詳しく解説します。キャリアプランを考える際の参考にしてください。

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保健師の平均年収は約451万円:統計データから見る実態

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、保健師の平均年収は451万500円となっています。内訳は月収約31.3万円、ボーナス約75.6万円です。これは日本全体の平均年収(約472.9万円)をやや下回る水準となっています。

しかし、令和4年度の調査では保健師の平均年収は約481万円で、当時の日本の平均年収(約489.3万円)とほぼ同等レベルでした。単年度の変動もあるため、保健師の年収は概ね日本の平均水準に近いと考えられます。

年齢別にみる保健師の平均年収

保健師の年収は年齢によって大きく変動します。最新の統計によると、年齢別の平均年収は以下のようになっています。

年齢平均年収
20~24歳約360万円
25~29歳約427万円
30~34歳約397万円
35~39歳約476万円
40~44歳約517万円
45~49歳約461万円
50~54歳約469万円
55~59歳約620万円
60~64歳約535万円
65~69歳約351万円

この統計から読み取れる特徴として、30~34歳で一時的に年収が下がる傾向がありますが、これは出産・育児などのライフイベントが影響していると考えられます。また、55~59歳で年収がピークを迎えるのは、多くの保健師がこの年齢層で管理職として働くためでしょう。60歳以降は再雇用や役職定年の影響で年収が減少します。

経験年数別の保健師の平均年収

保健師の年収は経験を積むほど上昇する傾向にあります。経験年数別の平均年収は以下の通りです。

経験年数平均年収
0年約357万円
1~4年約386万円
5~9年約404万円
10~14年約474万円
15年~約527万円

経験10年を超えると年収が大きく上昇することがわかります。これは役職に就く機会が増えることや、専門性が高まり評価されることが要因と考えられます。特に経験10年~14年の間に約70万円の増加がみられるのは注目すべき点です。

勤務先の規模別にみる年収差

保健師の年収は勤務先の規模によっても異なります。規模別の平均年収は以下のようになります。

人数平均年収
1,000人以上約465万円
100~999人約436万円
10~99人約446万円

一般的に大規模な施設や病院ほど福利厚生が充実しており、年収も高くなる傾向があります。しかし、中小規模でも年収が高い勤務先もありますので、規模だけでなく職場環境や働き方も含めて総合的に判断することが大切です。

職場別にみる保健師の年収:どこで働くかで変わる収入

保健師の働く場所は主に行政機関、民間企業、病院、学校などに分かれます。勤務先によって仕事内容はもちろん、年収にも大きな差が生じます。

行政保健師の年収

行政保健師は自治体や保健所などで働く公務員の保健師です。国家公務員と地方公務員に分かれており、それぞれの平均年収は以下の通りです。

  • 国家公務員:約681万円(月収約41.3万円、賞与約186万円)
  • 地方公務員:約611万円(月収約38.4万円、賞与約150万円)

行政保健師は安定した雇用と給与体系が特徴で、年功序列による昇給が基本となります。また、公務員としての手厚い福利厚生も魅力の一つです。

産業保健師の年収

産業保健師は企業で働く保健師で、従業員の健康管理や健康増進活動を担当します。一般的には500~600万円程度の年収が相場ですが、企業規模や業種によって大きく異なります。

大手企業では住宅手当や家族手当といった福利厚生も充実しており、年収1000万円近くになるケースもあります。一方で、中小企業では400万円台のところも少なくありません。

産業保健師の給与は企業業績に左右されるため、ボーナスが大幅に変動することもある点は考慮すべきでしょう。

病院保健師の年収

病院保健師は医療機関で働く保健師で、平均年収は400~500万円程度です。病院の規模や経営形態、勤務形態によって変動します。

大規模病院や大学病院では給与水準が高い傾向にありますが、小規模な病院やクリニックでは比較的低めの場合があります。病院保健師は場合によっては夜勤があるため、夜勤手当が支給されれば年収アップにつながります。

学校保健師の年収

学校保健師(養護教諭)の平均年収は、公立学校で約500万円、私立学校で約450万円程度です。公立学校の場合は教員給与規定に基づいて支給されるため、経験年数に応じた安定した昇給が期待できます。

私立学校の場合は学校法人の規定によって給与が決まるため、学校の規模や経営状況によって大きく異なります。

施設形態別の年収比較

マイナビ看護師の求人情報データをもとに、施設形態別の保健師の年収相場をまとめると以下のようになります。

施設年収
美容クリニック約460万~510万円
病院約330万~500万円
一般企業約360万~480万円
介護施設約350万~450万円
治験関連企業約390万~440万円
クリニック・診療所約300万~420万円
訪問看護ステーション約340万~410万円
保育施設約320万~400万円

美容クリニックは保険適用外の診療を行うことが多く、年収も比較的高い傾向にあります。一方、保育施設や訪問看護ステーションは夜勤がない分、年収が低めとなっています。

勤務形態別の年収差

病院で保健師として働く場合、勤務形態によって年収が変わります。主な勤務形態別の年収相場は以下の通りです。

勤務形態平均年収
常勤(二交替制)約430万~500万円
常勤(三交替制)約360万~440万円
夜勤なし約300万~400万円
夜勤専従約380万~450万円

二交代制の夜勤は勤務時間が長いため夜勤手当が多く、年収も高くなる傾向があります。一方で、夜勤なしの勤務では夜勤手当がつかないため、年収も低くなります。

夜勤は身体的・精神的負担が大きいものの、収入面では有利なため、体力があり高収入を目指す方には選択肢の一つとなるでしょう。

看護師と保健師の年収比較:どちらが高い?

保健師と看護師の平均年収を比較すると、看護師の方が高い傾向にあります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、以下のような結果となっています。

職種平均年収
看護師約508.2万円
保健師約451.1万円
助産師約567.0万円
准看護師約407.1万円

看護師の年収が保健師より高い主な理由は、夜勤手当の差です。看護師は病院で夜勤を行うことが多く、夜勤手当が年収の大きな部分を占めています。一方、保健師は主に日勤のみの勤務形態が一般的で、夜勤手当が付かないことが多いです。

また、看護師の平均年齢は41.9歳と保健師(38.6歳)よりも高く、経験年数の差も年収差に影響していると考えられます。

保健師の給与を上げるためのキャリアアップ方法

保健師として年収アップを目指すには、以下のような方法があります。自分のキャリアプランに合わせて、最適な方法を選ぶと良いでしょう。

1. 勤続年数を重ねて昇給を目指す

保健師として同じ職場で長く勤めることで経験やスキルが評価され、定期的な昇給が期待できます。特に行政保健師の場合は、年功序列による昇給制度が整っているので、長く勤めるほど給与が上がっていきます。

また、経験を積むことで役職に就くチャンスも増え、役職手当によって大幅な年収アップにつながることもあります。

2. 専門資格を取得してスキルアップする

保健師に役立つ専門資格を取得することで、専門性が評価され給与アップにつながる可能性があります。おすすめの資格としては以下のようなものがあります。

  • 養護教諭
  • ケアマネジャー
  • 産業カウンセラー
  • 衛生管理者
  • 健康運動指導士

特に、保健師は「第一種衛生管理者」の資格を無試験で取得できるため、産業保健師としてキャリアアップする際に有利です。

3. 待遇のよい職場への転職

現在の職場で長く働いても給与アップが見込めない場合は、より条件の良い職場への転職を検討するのも一つの方法です。特に、以下のような勤務先は比較的年収が高い傾向にあります。

  • 大手企業の産業保健師
  • 大規模病院
  • 公務員(行政保健師)
  • 美容クリニック

ただし、給与だけでなく、仕事内容、職場環境、ワークライフバランスなど総合的に判断することが重要です。

4. 役職や管理職を目指す

どの職種においても、役職や管理職に就くことで年収アップが期待できます。保健師の場合も、主任保健師や係長、課長といった役職に就くことで役職手当がつき、給与が上がります。

特に行政保健師の場合は、ある程度の経験年数を積むと管理職への道が開けることが多いです。

5. ワークスタイルの見直し

夜勤のある職場に移ったり、夜勤の回数を増やしたりすることで、夜勤手当による収入増が見込めます。ただし、夜勤は身体的・精神的な負担が大きいため、健康面との兼ね合いを考慮する必要があります。

また、複数の職場でパートとして働くという選択肢もありますが、これも体力や時間のバランスを取ることが重要です。

地域別にみる保健師の年収差

保健師の年収は地域によっても大きな差があります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、年収が高い都道府県と低い都道府県には明確な差が見られます。

年収が高い都道府県(上位5位)

順位都道府県平均年収
1位大阪府約630.5万円
2位北海道約597.9万円
3位大分県約593.8万円
4位山口県約578.6万円
5位東京都約553.5万円

年収が低い都道府県(下位5位)

順位都道府県平均年収
1位長崎県約340.4万円
2位秋田県約355.6万円
3位宮崎県約357.5万円
4位神奈川県約379.0万円
5位青森県約384.9万円

最も年収が高い大阪府と最も低い長崎県を比べると、年収差は約290万円にもなります。地方によって保健師の需要や供給バランスが異なることが、この地域差の要因と考えられます。

保健師の初任給・ボーナス・手取りの実態

保健師として働く際の給与の詳細について見ていきましょう。

初任給

保健師の初任給は平均で約25.3万円です。これは経験年数0年の20~24歳の平均給与を指し、基本給に各種手当を含んだ金額となります。ただし、就職先によって初任給は大きく異なり、大手企業や公務員では高めの傾向があります。

ボーナス(賞与)

保健師の平均ボーナス(賞与)は約75.6万円です。多くの職場では年2回(夏・冬)に支給され、基本給の数ヶ月分が相場となっています。公務員の場合は安定した支給が見込めますが、民間企業では業績によって変動する場合があります。

手取り

保健師の平均的な手取りは月に約25万円と言われています。手取りは給与総額から所得税や住民税、社会保険料などが差し引かれた実際に受け取る金額です。保健師1年目は前年の所得がないため住民税の徴収がなく、2年目以降よりも手取り額が多くなります。

時給の相場

パートやアルバイトなど非常勤で働く保健師の平均時給は約2,160円です。都市部や専門性の高い職場では時給が高めになる傾向があり、場合によっては2,500円を超えることもあります。

まとめ:年収だけにとらわれない保健師のキャリア選択を

保健師の年収は、勤務先、経験年数、地域、役職などによって大きく異なることがわかりました。平均的には451万円程度ですが、行政保健師や産業保健師、大規模病院などでは500万円を超える場合も多くあります。

一方で、看護師と比較すると平均年収はやや低い傾向にありますが、これは主に夜勤の有無による夜勤手当の差が大きいためです。保健師は夜勤がない分、ワークライフバランスを取りやすいという大きなメリットもあります。

年収アップを目指すなら、専門資格の取得や長期勤続による昇給、管理職への昇進、高待遇の職場への転職などの方法がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

保健師の仕事を選ぶ際は、単に年収だけでなく、仕事内容ややりがい、ワークライフバランス、将来のキャリアパスなども考慮して総合的に判断することが大切です。自分の価値観やライフプランに合った働き方を見つけることが、長期的な満足につながるでしょう。

保健師として充実したキャリアを積むためには、自分が本当に望む働き方を見極め、それに合った職場を選ぶことが重要です。迷った場合は、転職エージェントなどの専門家に相談し、自分に合ったキャリアプランを設計してみるのも良いでしょう。


参考資料

  • 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
  • 厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」
  • 総務省「令和3年地方公務員給与実態調査」
  • 人事院「令和5年国家公務員給与等実態調査」

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